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2022年3月10日 おさかな解剖出前授業 報告書

2022.3.10

黒松内にある田中商店という魚屋さんで地元のお魚を買い黒松内小学校の4年生を中心にお魚教室を行った。鮮魚を触るコーナーと解剖を見せるコーナーを儲け2グループに分け、両方を体験してもらった。その後解体した魚を味噌汁にして試食してもらった。 味噌汁には地元の昆布を使用した。 鮮魚タッチでは、目を触ったり、ヒレを広げたり、うろこをはがしたり、口を広げたり、海老をむいたり、ホタテを開いてみたり、イカを解体してみたり、食べ物であるモラルを守りながら自由に楽しんでもらった。 解剖では心臓の位置や大きさ、胃袋の中の魚、うろこが付いている意味、等を話しながら、丸の魚が切り身や刺身になるまでを見てもらった。 最後触り終わった魚は先生方に分けて持ち帰ってもらって加熱して食べてもらった。

【実施日】
2022年3月7日

【実施者】
青木 宏樹 生き物コンサルタントARU
宮崎 佑介 白梅学園短大 準教授

【実施場所】
黒松内町立黒松内小学校
〒048-0101
北海道寿都群黒松内町黒松内357-1

【参加人数】
4年生 23名 アンケート有
特別支援学級 7名 アンケートなし
3年生 16名 鮮魚タッチのみ アンケートなし

【タイムテーブル】
12:30~13:10 3年生、魚見学 解説
13:10~13:15 挨拶 説明
13:15~13:45 Aグループ 解剖 Bグループ 鮮魚タッチ
13:45~14:15 Aグループ 鮮魚タッチ Bグループ 解剖
14:15~14:45 味噌汁試食 アンケート記入 写真撮影

当日の様子

今回使用した魚種

ホッケ、アイナメ、ブラックタイガー、スルメイカ、アカカレイ、マガレイ、クロガレイ、ゴッコ、アメマス、スケソウダラ、カジカ、アユ、ホタテ、ホッキガイ、クロノリ、ニシン、ナマコ
地元寿都産の根昆布を使ってだしをとった

3年生に魚を見てもらっている様子
「ベロがあるよー」「知ってる魚はどれくらいあるかなー?」 地元の魚だが3種類位しか知らない子がほとんどだった。

挨拶とさかなの触り方の説明。
「口を開けてみよう!」「うろこをはがしてみよう」「ヒレや歯がとがっているから気を付けよう」「食べ物だから大切にね」「魚屋さんで同じことすると怒られるよ(笑)」等

地元朱太川(しぶとがわ)のお魚の生態を説明

スケソウダラの解剖の様子
「うぎゃー気持ち悪い」「臭い」「心臓意外とちっちゃいなー」「脳みそちっちゃ」
胃袋からとけた魚が出てきた。
「こうやって小さい魚や海老を大きな魚が食べて、それを私たちが食べているんだよ」

鮮魚タッチ、海老やイカをむいて解体しているようす。
「ぎゃーつめたい」「目が気持ちー」「うまそー!!」
「指食われた―」「おなかぷにぷにだー」

のりを沸かしたお味噌汁に入れると色が緑色に変わるよー!!
昆布の出しがらは刻んでポン酢で食べたり煮つけにして食べてます!

お味噌汁の試食の様子。
「骨が入っているかもしれないけど骨の周りはおいしいところだから運がよかったってことだよ!!」
黙食のためごちそうさまの後に感想をもらいました。
「おいしかったー。」「俺の骨ばっかりだった」「もっと食べたかった―」