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「本格的エビのチリソース」を美味しく食べて海洋資源を守り、フードロス削減の活動につなげよう!
(一社)日本海老協会(東京都中央区築地6-23-12 代表理事:藤井務)は、「海老の日Ⓡ」を記念して、2020年9月19日(土)に、水産フードロス削減のために取り組んだ「本格的エビのチリソース」の開発を発表します!
一物全体の心を敬い、海老を頭から丸ごと使う精神に基づき、
捨てられてしまうことの多い「海老の殻」から「エキス」を抽出して調製した海老油で調理しています。
海老にはアスタキサンチンや、キチン、キトサンといった成分が豊富に含まれています。
また、海老は殻と身の間に旨味がたくさん詰まっています。
その海老の「エキス」まで美味しく召し上がっていただくことで、海洋資源を守るとともに、
フードロス削減の活動につながります。
こちらの商品は、「海老の日🄬」である敬老の日(9月21日)に合わせて、都内のスーパーマーケットにて発売開始されます!
【水産フードロス問題とは】
日本海老協会は「海と日本」プロジェクトの一員として、水産フードロス問題に取り組んでいます。
魚貝類は、頭と尾、内臓、殻など、そのままでは食べにくく捨てられがちな部分が多い食材です。
また、美味しく食べるためには鮮度が重要で、時間が経ってしまったり、
保存の仕方を間違えると劣化したり、腐敗してしまい、食べられずに捨てられてしまうこともあります。
そうであるからこそ、日本海老協会では、魚介類の命を頂くことへの感謝の気持ちを広げるとともに、
食材を無駄なく丸ごと活用する工夫や、在庫品の流通促進などにより、
水産フードロスの削減を生産者さんと一緒に図っています。
【日本海老協会ができること】
日本海老協会は、輸入業者(海外から「食べもの」を買う会社)やメーカー(「食べもの」を作る会社)など
参加企業76社(2020年現在)と協力し、「食品ロス」を減らす活動を行っています。
また、日本海老協会は、美味しいエビがいつまでも食べられる地球、海洋環境を守ることが社会的な責任である
と考えております。
エビの輸入量は、年間230,000t(2019年現在)。エビの国内自給率は、たったの約5%(2019年現在)。
日本で食べられているエビのほとんどは海外からの輸入品です。海外の産地では海老の養殖のために
海辺のマングローブ林を伐採したり、天然エビを獲るためにトロール漁で海底の環境を痛めたりするなどして
海洋環境に負荷をかけてしまうこともあります。
日本海老協会では、海を利用しながら養殖・漁獲し、その海をはるばる渡って輸入されてきたエビだからこそ、
できるだけ丸ごと頂く工夫はないかと考え、甘えびの殻から抽出したエキスを油に封じ込め、
その海老油で美味しい海老チリキットを作りました。
日本海老協会は、世界中で高まっている「もったいない」精神を活かし、
「食品ロス」を減らす活動を通じて社会に貢献していきます。
【海と日本PROJECTとは】#海と日本
海で起きている環境の悪化などの現状を、子供たちをはじめ全国の人たちが「自分ごと」としてとらえ、
海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、日本財団や政府の旗振りのもと、
オールジャパンで推進するプロジェクトです。